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1990年代のインターネットの歴史について詳しく解説

1990年代は、インターネットが大衆化される始まりとなった時代です。その当時は、現在のように高速な通信環境が整備されておらず、インターネットを利用するには一定の知識と技術が必要でした。しかし、技術の進歩や通信環境の整備により、現在のような便利な利用が可能になったのです。本記事では、1990年代のインターネットの歴史について解説します。

インターネットの始まり

1960年代に米国国防総省が開発したARPANETが、インターネットの始まりとされています。ARPANETは、米国内の大学や研究機関などに接続され、情報共有や通信を行うことができます。ARPANETは、1970年代にTCP/IPプロトコルが開発されたことにより、より高速かつ信頼性の高い通信が可能になりました。

WWWの登場

1990年にティム・バーナーズ=リーによって、World Wide Web(WWW)が発明されました。WWWは、テキスト、画像、音声などをインターネット上で共有することができるようになり、現在のインターネットの基盤となっています。当初は、テキストベースでの利用が主流でしたが、1993年にマーク・アンドリーセンによって開発されたMosaicウェブブラウザの登場により、画像や音声の取り扱いが可能になり、一般的な利用が広がりました。

Eメールの普及

1990年代には、Eメールが一般的に普及しました。Eメールは、インターネットを利用したメール送信システムであり、通信手段としてのインターネットの利用が広がるきっかけとなりました。当時は、現在のように無料で利用できるGmailやYahooメールのようなサービスがなく、有料のEメールサービスを提供していた会社が多かったです。

オンラインショッピングの登場

1990年代後半には、オンラインショッピングが登場しました。当時は、クレジットカードなどのオンライン決済が普及していなかったため、商品は注文した後に郵便振替や代金引換で支払う方法が主流でした。また、商品の配送についても、現在のように追跡システムが整備されていなかったため、到着までの日数や到着日時についての情報が限られていました。それでも、オンラインショッピングの利便性により、従来の通販や実店舗での買い物に比べ、価格や品揃えなどが魅力的であり、多くの人々に利用されるようになりました。

インターネットセキュリティの問題

一方で、インターネットの利用が一般的になるにつれ、インターネットセキュリティの問題も深刻化してきました。1990年代には、ウイルスやハッキングなどのサイバー攻撃が急増し、個人情報や企業の機密情報が漏えいする事例が多発しました。これにより、インターネットセキュリティに関する技術や知識がますます重要性を増していくことになりました。

まとめ

1990年代は、インターネットの普及が始まった時代であり、WWWやEメール、オンラインショッピングなど、現在のインターネット利用の基盤となる技術やサービスが登場しました。しかし、一方でインターネットセキュリティの問題も深刻化しており、これをきっかけにセキュリティ技術の向上やセキュリティ意識の高まりが求められるようになっていきました。現在のインターネットが普及し、利用者数が増えているのは、1990年代に築かれたインフラストラクチャーや技術のおかげであると言えるでしょう。

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